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曖昧☆Bboys

第39章 霧人とのサヨナラ

...霧人side...


店に入ると立っている気力もなく、一番手前のスツールに雪崩れ込むように座りカウンターに突っ伏した。


なんでだよ...


なんでだよ...


美咲の望みってそれかよ...


「くそっ...」


手に入りそうで入らないジレンマが苛立ちを募らせ、朽ち果てた想いは行き場がなく腹立たしい。


俺が思っているより二人は思い合っていた。


なんだよ俺ピエロじゃんか...


いや、それでも構わないとさえも思ったのに、やっぱり美咲を自分のものにしたかった。














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