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曖昧☆Bboys

第40章 突然過ぎて

食事も中盤を過ぎた頃だ。


「美咲ちゃん、パスポート持ってる?」


「パスポート?持ってるけど、学生の頃修学旅行で使ったきりだから、切れてるよ」


「じゃ、やっぱり美咲ちゃんの分も作らなきゃな」


「は?何、旅行でも行く気?」


「いや、しばらくアメリカのロスで暮らすから」


「⁈んぐぐっ‼︎」


思わずコロッケが喉に詰まった。


慌てて味噌汁で流し込もうとしたら、それさえも気道に入りそうで、咳き込んだ。


「ゲホッ…ちょっ、水っ!」


「はい、大丈夫?美咲ちゃん」


彰吾は冷静にグラスを差し出し、私の背中をさすった。




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