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曖昧☆Bboys

第46章 都合の良い私

今までだって散々霧人を私の寂しさを埋める為に利用してきた。





《利用じゃないでしょう。好きだったじゃない》





そう思った事もあったけど、私は彰吾を選んだ。


もう連絡先だってないし、無理無理。




《でも店に行けば会えるかも…》




もう一人の私はタチが悪い。


霧人はダメ。いい人だもの。



《いい人だから好きだったんでしょう。霧人はきっと待っていてくれている》



まるで悪魔の囁きだ。



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