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曖昧☆Bboys

第46章 都合の良い私

《いいじゃない、飲みに行くぐらい、お客なら問題ないでしょう。暇なんだし行けばいいじゃない》



「ああっもうっ…!」



自分の中の天使と悪魔がまたバトル嫌気が刺す。



《もう彰吾は帰ってこないよ》



悪魔がそう言った瞬間、私はベッドから身を起こした。


彰吾はもういない。


なら霧人と本気で愛し合えるかも…


今度こそちゃんと…


すくっと立ち上がりバスルームに向かい、ルージュを塗り直した。




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