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曖昧☆Bboys

第48章 ギャップ

それを見つけるとため息が溢れた。


拾ってきた猫を持て余してる気分だ。


もう酒は付き合いでも飲まない。そう心に誓った。


よし、そろそろスタジオに行くかな。


ソファから腰を上げ、立ち上がる。



拾ってきた猫はそのままに俺はギターを抱えてアパートメントから一人出る。


ロスの空は高く照り付ける太陽がジリジリと肌を差し、直ぐに汗ばんでくる。


俺にとっての今年の夏はまだまだ終わりそうもない。


玲奈の事はちゃんとしなきゃな。


俺は成功する為にここに来たんだから。


ギターケースを抱え直し、歩いて5分足らずのスタジオのビルに入った。


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