テキストサイズ

曖昧☆Bboys

第48章 ギャップ

朝食が終わり二人分の食器を洗う。


俺はまた美咲ちゃんを思い出した。


毎日文句も言わずやってくれていたんだな。


二人分の食器を洗う事がこんなにも理不尽な事とは思わなかった。


ソファでひと息ついてギターを抱えた。


指先で奏でるメロディーは少し切なかった。


いいもの作らなきゃ。


美咲ちゃんと別れてまで選んだんだから。


俺は頭を切り替えて必死で音を作っては譜面に落とした。


気づくと玲奈はまたベッドの上で眠っていた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ