テキストサイズ

曖昧☆Bboys

第51章 まさか私が...

妊娠…


彼女は何の気なしに口に出した言葉にはっとした。


そうだ…私きてない。


なんだか色々あり過ぎて全くその事を忘れていた。


いや、忘れていたというより精神的ダメージで遅れていてもおかしくない程度に思っていたぐらいだ。


しかしよく考えてみるとここまで遅れる事は今までにないし…


あ、


あの日ピル飲んでない…


どうしよう!



急に不安で心が乱れ始める。


「吉永さん、残り全部あげる!」


プレートごとを差し出して、慌てて社員食堂を出る。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ