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ソファーで二人で暫くそのまま寄り添い、まどろんでいた。


「ねえ、霧人、美咲さんの事ちゃんと彰吾さんに伝えてやってよ」


ふいにカエが俺の顔を覗き込んで言った。


「あ、ああ...でも俺と美咲は接点がないと彰吾は思っているし、今のレコーディングにどう影響するか気になるよ」


正直なところをカエには言った。


「はあ？バッカじゃないっ！
そんな事どうでもどうでもいいじゃないっ！
適当になんとでも言えるしょっ！
人一人がこの世に誕生するんだよっ！
もしこれが霧人の子供で美咲さんが一人で産もうとしてたらどう思うのっ！」


いきなりカエは俺から離れ凄い形相に詰め寄った。