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曖昧☆Bboys

第58章 バレンタインの夜

美咲は俺にとって初恋だったのかもしれない。


初恋は実らない世の中そういうもんだ。


ならば今この腕の中にいるカエならもっと上手く愛せるだろう。


いや、愛してみせよう。


愛しさを俺も腕に込めカエを抱き締めた。



美咲にも幸せになってもらいたい。


心からそう思えた、バレンタインデーの夜だった。
















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