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曖昧☆Bboys

第61章 夢叶う

「今日はみんな、楽しんでるか~っ!!」


「きゃあああっ~」


彰吾も最高に乗っていて、観客の興奮は止まらない。


「えっと、今演奏した曲は俺の一番大切な人に感謝と愛を込めて作りました。

ここまで来れたのもその人がいつも支えてくれていたからだと思います。

もちろん、こうしてみんなの応援も俺にとっての最高のエネルギーになっているぜっ」


「わああああっ」


観客は両手を挙げて盛り上がる。


しかし彰吾はトークを続けた。


「でもね、彼女は特別。

彼女は俺の家族になるはずだから」



彰吾は真っ直ぐ私を指差した。


えっ...⁈










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