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曖昧☆Bboys

第61章 夢叶う

ステージが終わると、皆、会場からゾロゾロと去って行く。


中には私のところに来ておめでとうと言ってくれる人もいたり、お産頑張ってと励ましてくれる人もいた。


ほんの数時間前まで、この子は誰にも祝福される子ではなかったのに、彰吾の一言で全てが一転した。


人の波が過ぎ私も席を立つ。


ノンビリと出口に向かい、もう一度会場を見渡し、ステージを見つめた。


ステージの中央の壁に大きく書かれた、《SHOGO》の文字を目に焼き付け会場を後にした。







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