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曖昧☆Bboys

第62章 和解

会場から出ると、そこには霧人とカエさんが立っていた。


「美咲」


「霧人…」


「最高だったろ?」


「うん!最高だった。…霧人、ありがとう!本当にありがとう…」


霧人は少し照れくさそうに、笑って返した。


「間に合ってよかった!いつ、産まれるんだ?」


「もう、いつ産まれてもおかしくないよ」


「そうか、彰吾の楽屋へ…」


その瞬間だ。


「あ…」


私のお腹の何かが弾けた感触があり、足の間を生温い液体が流れ出た。


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