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曖昧☆Bboys

第62章 和解

「美咲っ、車乗れっ!」


再び霧人が現れ、私の肩を抱き、建物を出て、見覚えのある赤い車の助手席に乗せてくれた。


ご丁寧にタオルまで沢山用意してある。


物販のタオルらしくロゴが《SHOGO》と入っていたのがクスリと笑ってしまう。


私はかなり腹が据わっているのか余裕だったが、霧人の慌てぶりが滑稽だ。


「なんて病院?」


「白鳥産婦人科」


「OK!」


霧人はナビをセットし、アクセルを踏んだ。


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