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曖昧☆Bboys

第7章 二番目の女達

セカンドは思いのほか混んでいた。


亜紀は一番奥のスツールに荷物を置いて私の席を確保してくれていたが、三人の女性グループとカップルが一組、二人組みの女性客でほぼ席が埋まっていた。


「いらっしゃいませ」


忙しく手を動かしながら霧人は私にニコリと笑みをくれた。


「こんばんは、混んでるわね」


「金曜日だしね」


「何飲む?」


「ジントニック」


忙しそうだから簡単そうなお酒を頼んだ。


「了解」


霧人さんは頷いた。


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