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フーセンガム

第85章 オマケ♡

(櫻井side)

いつもみたいに、仕事を終えて家に帰るといつも可愛い笑顔で

「お帰り、しょお♡」

と言ってくれる和也が家にいなかった。

そりゃ、もう不安で仕方なくて、
雅紀にも、智にも電話を掛けた。

でも、返ってくる答えは同じ。

……マジで、どこいった。

家の中にはいないし。

「和也ー」

呼び掛けたって無駄だし。

でも、今日は少し早めだったから
もしかしたら買い物かもしれない。

そんなことを思いつつも、
不安で、不安で仕方なかった。

もし、事故に…。
もし、誘拐され…。
もし、浮気…。

いやいや、和也はしない。

だって、永遠の愛を誓ったからな♡

ガチャ。

「あれ?翔、帰ってる?」
「かーずーなーりー」

玄関に立ってる和也を思いっきり、
強く抱き締めた。

「んふふ、いつもと逆♡」
「そ、いつもと逆なんだよ♡」

「お帰り、しょお♡♡」
「ただいま、和也♡」
「ただいま、しょお♡」
「お帰り、和也♡♡」

「「んふふー♡」」

毎日が幸せ♡

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