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フーセンガム

第9章 波乱

(相葉side)

大「相葉くん、駄目?」

上目遣いをして、満面の笑みで見つめてくる。

「だーめ。大ちゃんわかってるの?食べ過ぎると死んじゃうんだよ?」
大「わかってるけどぉ…」

悲しそうにパンを見つめる。

にのと、櫻井先輩から大ちゃんの話を聞いて、早2ヵ月。

「大ちゃん」
大「はぁい♪」

嬉しそうに返事をして、口を尖らす。

その口に、ちゅっとキスを落とす。

大「んふふ♪我慢するぅ」

大ちゃんと、付き合ってます。

二「キモッ」

にのの冷たい声が聞こえる。

「キモくないですー!」
大「すぅ~♪」

大ちゃんが、俺に抱きつく。

二「俺もそこまでしませんよ。」
「もう、興味ないんじゃない?」

軽はずみで言った。

二「…そんな、そんなこと…」
櫻「あっ、かず居た」
二「翔さんっ!」

にのは、櫻井先輩に駆け寄った。

二「俺のこと…好き?」
櫻「ううん」
二「え!」
櫻「大好きだよ」
二「翔さぁーん♪」

にのも、櫻井先輩に抱きついてんじゃんか!

大「相葉くん、帰ろ?」
「うん、帰ろ」

二人で、手を繋いで学校を出た。

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