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詩集

第15章 ワンルーム


「君は、今何してるの?」
そう問いかけても 返事なんか返って来なくて
僕が出した声は この静かな部屋に
何も無かった様に ただ静かに溶け込んでいくだけ

近くに居るのに 会えなくて
近くに居たのに 話せなくて
ねえ 僕はこんなに臆病者だったかな?

あんなに 飽きる位隣に居たのに
隣に居るのが当たり前だったのに
どうして 今遠くなってしまったの?
何も知らない 僕はただ
何も知らずに このまま歩いていくだけ…

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