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「誰が嫌がるって？」





「…竹内…さんが…。」


何かを疑問に感じている様子の蓮君の隣に
少し距離を作って座って答える。





「は？何で竹内の名前が出てくるんだ？」




あれ？


蓮君の彼女さんは竹内さんじゃなかったの？




私はわざと距離を空けていたのに
蓮君が寄って来たせいで膝が触れてしまう。





「と、とにかくっ


蓮君が私の部屋に来て
色々と親切にしてくれるのは嬉しいんだけど


蓮君の…彼女さんは嫌がると思うの。」




だから…こんなに近い距離は…


マズイと思う。




「ねぇ…。


さっきから何言ってんの？」




「何…って…。」





「俺、彼女なんか居ないけど。」




…え？




「恋実ちゃんと別れた後、誰とも付き合ってないんだけど。」





嘘…





嘘でしょう？！！