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溺愛禁止。

第16章 徹底追及。

私の上で呼吸を整える彼の
汗ばんだ背中をぎゅうぅぅっと抱き締めた。



愛しくて…


愛しくて…


たまらない…。







「俺、明日死んじゃったりしないよな?」


「え…?」



「幸せ過ぎて怖いって…
こういうことなんだな…。」


「蓮君…。」



「明日死ぬ運命だとしても

死にたくないよ」



そう言って切なそうに笑う蓮君。



やっと想いが通じ合えたのに
そんな悲しい話しないでよ…。







「蓮君、


ずっと傍に居てね…。」





私から唇にチュッ、とキスをすると





安心した子どものように彼は目を閉じて
少し経つと寝息が聞こえてきた。






私達は抱き合ったまま


眠りについた。








どうか、蓮君の傍にずっと居させて下さい。




そう祈りながら




幸せな夢を見ていた…。

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