秘密の時間は私のもの
第11章 見せてもらった2
ーーあぁ、本当、俺は何してんだろうなぁ
堤は目の前で繰り広げられているものを感じながらただ思う。
本を読みながら、耳に入るは水音と機械音。
+喘ぎ声とくれば、それはエロいことの他、無いわけで。
「ふぅ、あぁ、や、ば....んくっ....出ちゃ、出ちゃう......んんん」
カチッとリモコンを操作し
男ーーー神月の菊門に入ってるそれを止めるのは
堤の意思では断じてなかった。
「んん.....いい.....いいよ。堤くん.....今の、タイミング、さいっっっっこう.......」
はぁと蕩けた顔で神月が甘い息を吐いたのを合図に
また堤はリモコンで最大の強さを設定した。
「ふぅううう♥」
ーー本当に、なんで......
神月とは全く別の意味を持つ息を吐き
堤が思い返すは数十分前。
それは教室で起こった。
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