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秘密の時間は私のもの

第11章 見せてもらった2

そう言って自分の掌に付いた神月の先走りをぺろりと舐めた堤。


「どうだ。変態。気持ち良かったろ」

「は...は、い....」


侮蔑するようなその視線にぞくりと背筋をさせながら、神月は思う。


ーーあぁ、やっぱり君は、素質、大有りだよ


と。























ぱんぱんぱんぱん

ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅ.......ごりっ!


「ひぁあ!」


びゅるる


もう何度目かの射精のソレはひどく薄く

神月の声も枯れ果てていた。

しかし、堤の腰は止まらない。

堤だって何度出したか分からないのに、射精感が収まらない。

そんな自分に堤は驚いたが

これは神月を可愛いとか思ったからではなく

あの女子が言ったことに脳が麻痺してるからだと自分に言い聞かせる。


ーーそうじゃなければいけない

ーーそうじゃないなんて、ありえない


自分の中で芽生えた暖かいものを打ち消すように

堤は一際大きく、腰を打ち付けたのだった。


続く

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