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秘密の時間は私のもの

第19章 提案

聞こえた聞き覚えのある声。






















「あ、ほら、いました。私の予感は......っておや、取り込み中ですかね?」






















上野と2人して声のする方を見ると


そこには滝波とどこか泣き出しそうな颯太がいて。



なんでここに?何で2人で...



そんな疑問ももちろん浮かんだが、とりあえず俺の頭に残ったのは



滝波の取り込み中ってなんのことだ?



これだった。


そして、その疑問はすぐに颯太によって解決。



「ぼ、く....邪魔者だったね。2人ならお似合いだよ」



颯太の視線は俺の腕を掴む上野の手に。


そこでハッとする。



お取り込み中ってこれか!!



滝波の何かしらの陰謀を感じつつ、2人してその状態を解除。


そのまま逃げ出そうとする颯太を止め、2人で必死に説得をする。


その様子を滝波は息を荒くし、相も変わらずノートに書き殴っていたのだった。

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