秘密の時間は私のもの
第26章 忠告
しっかり俺の話に身も心も委ねているようだ。
「まずは上の歯列
なぞるように舐めてから、口の奥に逃げた颯太の舌を絡め取る
嫌だと引くが、絶対に離すな
甘美なそれを離すなんて、そんな勿体無いこと絶対にするなよ?」
「吸って、舐めて、絡めて、舐めて....
ここで目を開けてみろ
それはそれは蕩けた表情で、自分を見詰めている颯太が見える
その時のなんとも言えない高揚感
多分、一生で一番だな」
ごくん、そんな生唾を飲む音で目を開ける。
さっきよりも息は荒く、目が充血している様子の上野。
どれだけ握っていたのか、ズボンの皺が大きく目立つ。
「はっは....」
「.....十分想像出来たろ」
「は....?え?」
素頓狂な顔。
上野が言いたいこと大いに分かってる。
だが、俺は敢えて気付かぬ振り。
「じゃ、そういうことで」
「!!」
そのまま歩みを進めようとする俺に、上野が焦る。
「ちょ、ま!」
「抜くなら勝手に想像して抜け。ま、本物に勝るもんはねぇだろうけどな」
「っ....」
「.....1つ忠告だ
俺はお前に協力なんてしない
あくまで颯太の協力をするまでだ
だから、セックスだっていつも通りする
なんでそれが"協力"の1部なのか、お前なら考えなくても分かるだろ」
「そんなんシてたら、てめぇがもたもたしてるうちに
颯太の体が俺に依存しちまうかもなぁ?」
俺のその言葉を最後に、昼休み終了のチャイムが鳴り
俺は、歩みを再度進めたのだった。
「まずは上の歯列
なぞるように舐めてから、口の奥に逃げた颯太の舌を絡め取る
嫌だと引くが、絶対に離すな
甘美なそれを離すなんて、そんな勿体無いこと絶対にするなよ?」
「吸って、舐めて、絡めて、舐めて....
ここで目を開けてみろ
それはそれは蕩けた表情で、自分を見詰めている颯太が見える
その時のなんとも言えない高揚感
多分、一生で一番だな」
ごくん、そんな生唾を飲む音で目を開ける。
さっきよりも息は荒く、目が充血している様子の上野。
どれだけ握っていたのか、ズボンの皺が大きく目立つ。
「はっは....」
「.....十分想像出来たろ」
「は....?え?」
素頓狂な顔。
上野が言いたいこと大いに分かってる。
だが、俺は敢えて気付かぬ振り。
「じゃ、そういうことで」
「!!」
そのまま歩みを進めようとする俺に、上野が焦る。
「ちょ、ま!」
「抜くなら勝手に想像して抜け。ま、本物に勝るもんはねぇだろうけどな」
「っ....」
「.....1つ忠告だ
俺はお前に協力なんてしない
あくまで颯太の協力をするまでだ
だから、セックスだっていつも通りする
なんでそれが"協力"の1部なのか、お前なら考えなくても分かるだろ」
「そんなんシてたら、てめぇがもたもたしてるうちに
颯太の体が俺に依存しちまうかもなぁ?」
俺のその言葉を最後に、昼休み終了のチャイムが鳴り
俺は、歩みを再度進めたのだった。