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秘密の時間は私のもの

第5章 見せてもらった 1

.....(´ー`)フッ


もうこの際ヤケだ。


変態に変態と思われているのは癪だし、そこは適当に妥当な理由つけて


意地でもあの中身見せてもらう。



「ほら、あれだ。俺らの名前載せねぇっつってもやっぱ不安だし....
確認の為っつーか」



ちらっと視線を滝波に移せば、うーんと唸って考え中。


納得しろー....と念を送っていると、俺の脇からひょっこり着替え終わった颯太が顔を出した。



「葉結ちゃん何悩んでるの?」

「自分の情事を文字でも見たいとほざくこの変態にノートを見せようかどうか、です」



この女、人の話聞いちゃいねぇ.....


颯太に余計な事吹き込むな。


変な目で颯太が俺のこと見るだろうが。


恨みの念を滝波に送っていると颯太が口開く。



「あ、でも僕も見たいかも。僕らのこと、どんな風に書かれてるか」

「立川くんが見たいなら仕方ないですね」



あっさりノートを颯太に渡す滝波。


俺の時との違いよ.....


手には入ったし、そんなことどうでもいいんだけどな.....


俺は気持ちを切り替え、颯太の手元を覗き込んだのだった。

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