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あの日が変わった物語

第1章 草原

「じゃあね、バイバイ。」

俺はまた捨てられた。

これで5人目だ…

俺は小さいダンボールに入れられあまり人が通らないであろう草原に置かれ捨てられてしまった。

「ワンッ!ワンッ!」

吠えてみるけど何も変わらない…

待っていると、

「可愛いね〜…」

見ると男性が目の前に立って俺を抱き上げた。

「捨て犬?」

「ワンッ!」

俺は返事をするように吠える。

「頭がいい子だね。」

男性は俺を降ろそうとしたけど離れたくなくてしがみつく。

「ん〜…離れてくれないな〜…あっ、家に来る?」

「ワンッ!」

俺は返事をした。

見ると若そうな男性。

背が少し小さくて顔はかっこいい人だ…

俺は男性が住んでいるアパートに連れてこられた。

男性は俺を降ろして隣に座った。

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