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あの日が変わった物語

第1章 草原

「でもよく、あんな所に捨てられてたね。」

男性はまた俺を抱き上げて言った。

「あっ、俺はね、大野智って言うんだよ。言ってもわかんないかな…」

「ワンッ!ワンッ!」

智って名前なんだ…この人…

俺は智の頬を舐める。

智「ちょ…くすぐったいよ…」

「ワンッ!」

智「あっ、名前どうしよう〜」

智は俺をよく見て、

智「男の子みたいだからな〜…」

智は一生懸命考え…

智「和…和也…和也はどうかな?人間ぽい?」

「ワンッ!」

俺は智に飛びつく。

智「わぁ…!気にってくれたの?」

「ワンッ!」

俺は吠えて頬を舐めた。

智「ふふっ…だからくすぐったいって…よし、名前は和也ね?」

「ワンッ!」

俺の新しい飼い主は智…

そして俺の新しい名前は…和也…

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