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Love Days ~大好きなヒト~

第8章 膨らむ期待


~Rinon Side~

あれから、暫くして…。

三代目がテレビに出る機会も増えてきて、「マネージャー」という立ち位置から、「ファン」に戻ってきたある日の事。

学校から帰ると、ポストに何かが入っていた。
「れん、取っといて。 先入ってるね。」
面倒くさがりな私は、れんに郵便物を取るのを頼むと、ドアを開けた。

「もう…。 …あ、ちょっと待って。」
ポストを開ける音がしたかと思うと、れんに呼び止められた。

「何、どうしたの?」
「これ、りん宛て。 …岩田さんから。」
「!? 岩ちゃん?」

私は、れんの手からその封筒を奪うと、急いで開いた。
すると…。

「…チケット?」
「え?」
「何で2枚も…。」
「さあ?」
封筒の中には、ライヴのチケットと思われるものが2枚…。

「あっ。 手紙入ってる…。」
その手紙には、手書きでこう書かれていた。

「鈴音ちゃんへ。
お元気ですか? 僕は、凄く元気です!(笑)
今は、皆でライブの準備してるよ! 皆、今から気合十分なんだ。

…もうすぐ、ライブがあるんだけど、それを見に来てほしいんだ。
2枚入れとくから、澪音ちゃんと一緒に来てもいいよ。
皆、待ってるからね!

P.S. 隆二さんが、「りんちゃん、れんちゃんに会いたいよ~!」って最近叫んでる…。 こういう人もいるからさ、会ってあげてね!
岩田剛典」

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