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特別刑務所(仮)

第17章 運動。

「それに、瑠依だけ知らないのもさ。」
「確かにそうだね。」
「・・・駒」
「俺と希沙の事を気にしてるんでしょ?」

瀬川と駒場さん?
確かに謎が多い。瀬川の体の傷とか、あの写真の駒場さんとか・・・

「この話をするとお前のことも知られる。そしたらまた、」
「もう、大丈夫。希沙がいるし。それより、元の方が」
「俺は・・・」

パキ!
あ、やば。
下に落ちていた小枝を踏んでしまい大きな音がなる。
その音に気づき二人がこちらを見る。

「瑠依・・・」
「あ、ここにいたの?よかった。探してたんだよ?」

咄嗟に今やっとここに来て見つけた風を装う。

「今の聞いてたの?」
「何が?」
「・・・いや。それより、俺に用事?」

ば、バレてない?
と、とりあえずセーフ?
わからないけど良かったってことにしておくか。

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