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「瑠依？」
「ふぇ？」

頭に手を置かれ驚き変な声を出す。

「探してたんだろ？何か用があったんじゃないの？」
「あ、うん。用は・・・ない。」
「・・・・・・」
「え！あ、その、九条だけ見当たらないからどこにいるのかなー？って、思い・・まして・・・」

そう言えば用事はないや。
でも、皆いるのに九条だけいないから、心配？ちがうな、不安？・・・違うか。
なんかこう・・・ね。

「なんだそれ？」
「いや、だって。」
「瑠依も午後しか出ないんでしょ？俺も出るの午後だけだし、日向暑いしだから、ここにいたの。」
「あ、そうなのー。」

・・・・・・・・・
ち、沈黙・・・

「あ、パン食い競争終わったみたいだね。」

騎馬戦が始まるとアナウンスが流れる。
そのアナウンスに駒場が反応し俺は行かなきゃとこの場を立ち去っていく。