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特別刑務所(仮)

第17章 運動。

そんなやりとをしていると俺たちの種目のアナウンスが流れる。
俺たちは入場門まで走って向かう。
すでにクラスのメンバーと、刑務官達がわらわらと集合している。
瀬川と狩野は先生に呼ばれ前にならばされる。

「佐野」
「あ?」
「踏まれるのって痛いんかな?」
「希沙は・・・
ま、勝負だしちゃんと走るだろうから痛くはないんじゃねーの?知らないけど・・・」

瀬川・・・
顔が生き生きしてるよ・・・
前に並ぶ瀬川がこちらを見て手を振る。
それ似合わせ俺と佐野も振り返す。

「はー。瀬川って性格悪い?」
「ん?悪いって言うか腹黒?でも、良いやつだと・・・思う」

間・・・
んー、大丈夫か・・・

「あ、ほら立って。行くぞ」
「うん。」

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