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特別刑務所(仮)

第17章 運動。

瀬川にぶつぶつ言いながら九条のところにいく。

「頭・・・くっ・・・も、だめ」

俺の頭をバシバシ叩きながら一切の心配もなく笑う。

「ちょ、痛い!もし俺がこれで倒れたら九条どうするのさ?」
「んー?どうしようか」
「悲しい?ねー?悲しい?」
「はいはい。」

なんだよ、はいはいって!
ぶーっと脹れる頬を人差し指手つつく。
やめてよとその手をパシッと叩くと九条はごめんねと、頭を撫でる。

「もっと、そこ。痛い。」
「んー?ここ?ここですか?瑠依さん」
「うん。もっと撫でて」

クスクス笑いながら俺の頭を撫でる。

「はいはい、お二人さん。ラブラブなのは良いですけど、元ちゃんはもう入場門に行きなよー」
「ん?って、お前には言われたくない」

木下は俺と九条を引き剥がしながら佐野とラブラブする。

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