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特別刑務所(仮)

第34章 実験。

携帯に電話が入り俺たちは駒場さんのところへ向かった。


「・・・・・・・・・」
「くくくっ」


駒場さんは俺の状態をみて黙り、瀬川は肩を震わせ笑う。

「で?」
「治せるかな?」
「どうだろうな・・・一過性の可能性も考えられるし・・・」


うーんと唸りながら様子を見ようかと提案される。
こうなることは分かっていたけど・・・


「駒場さん!治せない?すぐに!」
「そーだな・・・前に・・・いやまぁ、うん。一晩様子を見よう?もし治らなければ詳しく検査しよう」
「うー」


今日はどんなに張り付いても無駄そうなので仕方なく帰ることになった。

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