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特別刑務所(仮)

第34章 実験。

家に帰りしばらくしても練の機嫌はなおらなかった。


「練?怒るなよー」
「うるさい。怒ってねーし」
「ふーん。あんまイジケてると怒るよ?」
「へー。逆ギレ?もういいし」



ぷいっとそっぽを向き二階に行こうと立ち上がる。


「練。もういい。ちょっと来い」
「は?」



ぐっと、腕をつかみソファーに押し付ける。
やめろよと暴れるが全く俺の力に叶わないのかおとなしくなる。


「良い子だね。」
「しね」
「くちの悪い子は嫌いだな。もう知らん。」



俺が立ち上がると泣きそうな顔になりごめんなさいとうつ向きながら訴える。
そんな練のところに戻って優しく頭を撫でると気持ちいいのか目を閉じる。



「練、いい?」
「嫌だっていってもするんだろ?」
「ん。女の子か・・・ひさびさすぎてっ・・・
ああー。うそうそ。怒るなよ」
「いいもん。怒ってないもん。」



ヤキモチ焼くところも可愛いな。

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