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特別刑務所(仮)

第36章 喧嘩

「仲直りしなよ!」
「はぁー?!希沙絶対めんどくさくなっただけだろ?」
「あ、ばれた?」



テヘっじゃねーよ。
他人事だと思いやがって・・・


「もう希沙なんかしらっ」
「あっ!」



俺が部屋から出ていこうと体を捻ると同時くらいに扉が開き思いっきりぶつかった。



「え?夕!ごめん・・・大丈夫」
「んー。っ!清臣・・・」
「痛い?」




心配げに俺の顔に手を宛ながら優しく訪ねる。
だ、騙されないぞ。



「・・・ぃからな」
「ん?」
「あんなの、着ないからな!」
「ああ。良いよ。その代わり今夜は夕が泣いてもやめないから」
「は?」




どうしてそうなる?

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