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「たまにはちゃんと抱きたい」
「っばっかじゃないの？そーゆーの面と向かって言う？ムードとかあるでしょ？」
「ん。夕、家帰ろ？」



目の前に差し出された手を握ると
強く引っ張られそのまま抱き締められる。


「も、帰るよ！」
「うん。夕いつかあれ、着てね」
「・・・・・・そのうちな」




多分、俺はあの服を着るんだろうな・・・
だって、今までがそうだったから。
でも、そういうのが好きだから清臣が喜ぶから。
いつかがいつになるかはわからないけど・・・
でも、ね。
たまには普通に愛し合っても良いよね？