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特別刑務所(仮)

第37章 記憶喪失

「瑠衣っ!」
「はっ?またかよ!まじでっ」


しゃべる瑠衣の唇にそっと唇を重ねる。
目を見開きボケッとするその表情に何故か安堵する。
もっと拒絶されると思った。



「瑠衣、思い出させてやるよ」
「・・・は?意味・・・わかんない」
「黙ってろ。」



そう言って瑠衣の口に舌を割り込ませる。
嫌がる素振りとは裏腹に瑠衣はしっかりと俺のと絡ませる。



「んっ、ふっぁ、はん、じ・・・めっ」
「ん?」
「ぷふぁ、はぁー、はぁー、」
「瑠衣・・・」
「元??なに泣いてるの?」
「ばーか。簡単に忘れて、簡単に思い出すとかお前の脳みそが心配だよ俺は。」
「元を忘れるわけないじゃん。泣き虫だなー」



このやろっ、
お仕置き決定だな。

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