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「なんでもない！佐野のところに行ってくる！」

「ああ。気を付けていけよ？」

「うん！」



俺は適当な服に着替え佐野の家へ向かった。



「で？何？」

「頼む！教えてくれ！どうしたら九条は喜ぶか」

「知らないよ。大体九条さんはお前がいれば喜んでるんじゃないの？つーか、俺に聞くなよ！」

「んー。木下さんは？」

「章ならキッチンで何かしてる。」



もー、こうなれば自棄だ！
木下さん苦手だけど聞きにいこ！
佐野の腕を引っ張りキッチンへと向かった。