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特別刑務所(仮)

第42章 迷い猫

「どうした?」


ふと頭の上から優しく声が降ってきた。
顔をそっと声の方に向けると九条が立っていた。


「にゃー!にゃーにゃおーんにゃー?にゃーん、にゃーん!」
(くじょー!俺だってわかる?おれ、瑠依だよ!)

「瑠依・・・」

「にゃ!にゃー!にゃーーーー」
(え!そう!くじょーーーー)


さすが九条!
俺だってわかるんだね!
さすが!

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