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特別刑務所(仮)

第8章 狩野。

取り調べは数日続いた。
そしてついに裁判の日。
俺は傷害罪も合わさり懲役15年もくらった。そして東刑務所少年院に連れていかれた。
噂には聞いたことがあった。
ここはうまくいけば懲役よりも早く出ることができるとか。
しかし、俺は少年院に着くや否や変な薬を嗅がされ体を拘束させられた挙げ句行きなり拳銃を突きつけられ特別刑務所のルールを頭に叩き込まれた。
短時間の間に連れ回され正直どこでも良いと思った矢先の自由だった。喜びしかなかった。あいつに会うまでは。

特別刑務所のルールに乗っとり服を着替え耳にIDをつけ手と足と首に枷をつけて長い長い通路を歩いた。
やっとついたその扉を開けると奴はたっていた。
俺の専属刑務官。増田清臣が。

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