テキストサイズ

特別刑務所(仮)

第8章 狩野。

「名前、年齢は?」
「狩野夕日、16歳。」
「まだ16か・・・狩野君国の法律が変わったのは知っているね?」
「知ってる。」

確か、未成年犯罪抑止のためとか言っていたっけ。
記憶が確かなら短くても10年近くか・・・

「君がやったとされている中に数件障害も起こしているね。」
「ああ。」

そういえばあったな。たまたま忍び込んだ家の住人が戻ってきて殴って気絶させたり、手近にあった包丁で切りつける程度の事。
でも殺してはいない。

「これから君が今までやって来たことを取り調べし、実況見聞やら色々やってその後裁判。今まで君のような子供を捕まえたことはあるが大体が懲役10年ってところだな。よくて執行猶予つきだ。」
「どうでもいいよ。興味ない。早く取り調べでもなんでもしろよ。」

反抗的な俺の態度に警察は頭を掻きため息をついた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ