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木下に手渡されたのは貞操帯というもの。

「それ、女物のなんですけど改良されていて男が使っても効果があるんですよ。それに締め付け抜群なんで、目立たなくなりますしね。」

店主に言われ早速俺はそれを装着させられた。

「おー！いいねーいいねー」
「確かにこれでより女の子っぽく。」
「では、こちらお買い上げで？あ、貞操帯はプレゼントしますよ。」

そういわれ増田は即決。木下がお金を払い俺はそれを着せられたまま帰路に着くはめになった。
しかし俺も抵抗する。
その場に立ち止まり一歩も動かない。
首から延びる鎖はピンと張りつめる。引っ張る感覚が強くなり増田は振り返る。

「何をしてる？早く歩け。」
「ざけんな！こんな・・・」
「言うことを聞くんだ。」

増田はこちらに歩みよる。