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特別刑務所(仮)

第8章 狩野。

「おかえりなさい。」
「ただいま。ちゃんと出来たかな?」
「はい。」

木下は佐野にいいこいいこーと言い頭を撫でる。
頭撫でられながら佐野はこちらを見て不憫そうな顔を向ける。

「あ、れんれん、これから夕日君にお仕置き時間なんだ。初めてだし色々やりたいことがあるみたいだから家でやるけど良いよね?」
「それは良いけど、なにをするの?」
「んー?取り合えず脱毛からだって。」
「あまり、叫び声が聞こえないのが良い。あと、」

木下はその続きを理解したらしく佐野にもう少し良い子にしていてねと呟き、俺と増田を風呂場へ連れていった。

「さてと、下の毛は全部剃るよー」
「はい。」
「あ、手足にも鎖つけて拘束しておこうか。」
「了解です。」

そう言うと増田は俺の手足に鎖をつける。
その間に木下は貞操帯の鍵を外しジェル状のものを塗り始める。

「冷っ!」
「我慢してねー暴れると怪我するよー」

木下は俺に剃刀を見せつけると、静かに剃り始める。
段々と無くなっていく下半身をただ黙って見ているしかなかった。

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