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片思い

第11章 混乱



梨花はそんな想いだったの…?

あたしは富岡くん以外の人なんて
目に入らないほどだった。

好きってそんな程度だったの?


あたし…バカじゃん…


いきおいだけで告白して…


「先輩すごいかっこいいのー!////」


「そーなんだぁ…」

富岡くんよりかっこいい人なんていない。


かっこいいから好きなんじゃなくて
好きだからかっこいいの。

何もかも。
見た目も雰囲気も性格も。
全てかっこいい。


って……
あたし…まだこんなこと言ってる…バカ


キーンコーンカーンコーン


チャイムがなった

「戻ろっかぁ!☆」

「あ…うん!」




****

「もー!二人で抜け出すなんて
ずるいからー!!」

めいが膨れっ面しながら言う。


「え?仮病だってバレてたの?」

「当たり前じゃんか!梨花がそんなか弱いわけないだろw」

「ひどー!w れいー、
めいがひどいこと言うー!」

「あはは(笑)」


一緒にいると辛いことも忘れられる。


でも…
めいだけには言っておこう。


あたしが…フラれたこと…


富岡くんを見た。
男子たちと楽しそうに話してる。


笑顔のあなたが好きです。
私にもその笑顔見せて欲しかったな…

ううん。
もぅ諦めるんだ。


次の恋に進まなきゃね。


これからは富岡くんのこと
見るのやめよう。

最初のステップはここから…


「わぁー!!!!」

クラスのみんなが騒ぐ。

みんなが、見ている窓を見た
「雪…」

雪がふっていた。

そっか…今日は12月18日か…
もぅこんな季節だったんだね…


あなたに恋してから8か月たってるんだ…


片思い終了しなきゃね…


最後に見せてね。

雪を見ているあなたの横顔…



世界一切なく見えました…



ねぇ…
恋を教えてくれてありがとう…
こんどは恋の終わり方を教えてください…

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