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本当の気持ち

第1章 出会い

「はい、では英語の授業を始めます。
教科書27ページを開いて下さい。」
えー!よりによって英語って・・・
あー、嫌だ嫌だ。
ていうか、教科書もらってないです・・・
「宮里さん。教科書ないでしょ?僕のみなよ。」
え?マジで?
超優しいんですけど!
「ありがとう!」
満面の笑み(のつもり)でお礼を言う。
なんだか、心臓がドキドキして来た。
なんでだろ・・・?
「はい、ではこの文。この場合、主語がdogなので・・・」
先生がいろいろ言っているが、わたしの耳には全くはいって来なかった。
それにしても、なんなんだろう、この気持ち。すっごくドキドキする・・・

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