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抑えきれない気持ち…

第17章 番外編 家出の秋

和也「ちょ…雅紀…」

和は少し困っていた。

だけど俺の涙は止まらず、

雅紀「ヒック…うぇぇん…」

俺は声に出して泣いてしまった。

雅紀「よかった…よかったよ〜…うぇぇん…」

泣いている俺を和は優しく抱きしめる。

和也「連絡取れればよかったのに…ごめんな、雅紀…心配させて。」

雅紀「ヒック…ヒック…」

俺はギュッと和を抱きついた。

落ち着いた頃に、

雅紀「和…ごめん…すっかり忘れてたの。そのこと…」

和也「なんか忘れてるんじゃないかなって思ってたよ。何もメールとか来ないから。」

雅紀「ごめん…」

和也「俺は雅紀を一人にしないから。大丈夫だよ。」

雅紀「うん…」

家出なんて…俺の勘違いだった…

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