テキストサイズ

私は官能小説作家の素材

第6章 束縛の証

「残念でしたっ」


綾葉は、簡単にも私を最高潮にさせた。やっぱり適わぬ存在だ。


「………熱い…」

まだ、突き刺さった部分が抜かれておらず、凄く熱く感じる。しかも、そこに心臓があるかのようにドクドクと鳴っている。

「興奮して、お互い熱いんだよ」

「…抜かない…の?」


妖艶な笑みを浮かべた綾葉は、何も言わずにまた突いた。


「あ…俺もヤバい」

「やぁああっ…!!んあっ…あぁぁ…はぁあっん!」



声が枯れるほど、甲高い声で喘いだ。何故か、忘れてはいけない気がしてずっと彼が喜ぶまで身体を重ねた。


「ちょっ…そろそろでるから…」

真菜の身体を避けようとしたが、真菜はそれを否定する。

「はあ…嫌です…」


カラカラの声でいうのはなんだか、恥ずかしいけど…私の初めてをあげたんだから…。





ご褒美、頂戴よ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ