テキストサイズ

私は官能小説作家の素材

第7章 壁と壁

○o。.綾葉side.。o○


___
__
_




心が入り乱れていた。

「身体…だけなんですか…。心はやはり通じていないのですか…?」

って言っていた彼女の言葉が胸に突き刺さる。



女の考えてることはよくわからないのが男なんだが…泣かせてしまったことが気に食わない。


「…クソ」




この感情、本当にスキだからか。愛してるとか、こんなに好きになったことがないとか、いっぱい言ったけど正直、本物が自分では分からない。



「綾葉…」


でも、優しい声が聞こえるといやでも振り向いてしまう。


だが…やっぱりわからない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ