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私は官能小説作家の素材

第7章 壁と壁

真菜は、かなりの積極的な女性だと思う。だって、こんなにイライラしている俺の前にも現れるから相当、イカれてる。いい意味で。


まあ…ただ、鈍いのかもしれないが。


「何だ」

「…ほんとなの?」

「何が…?」


「き、昨日の言葉って…嘘?こんなにも、好きになった人はいないって…本当?」




今のままじゃ…わからない。

答えなんか出せない。




「好き…かぁ。今は本当の答えなんてでない…」



その一言にまた泣き出す彼女。今めちゃくちゃに壊したい。また証をいっぱい付けて俺のにしたい。これは、多分素材として…?


そんな俺が好きなんだろうか。





○o。.綾葉side.。o○

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