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私は官能小説作家の素材

第3章 再び

「…で、いつの間にか売れてて…って話聞いてんの?」



すず子さんのことを考えていたため、全く話を聞いていなかった真菜。

「神屋あ…。別に眠いんだったら寝ていい。なんも、しねーから」


ちょっとにこっと笑いかけたように見えたけど、気のせいかな?


「寝ろ!」

声を少し張り上げながら、突然、顔を近づけビクッと体を震わせる。


「わ…分かりましたっ」



ちょっとふてくされたような言い方をして、毛布に包まる。いつの間にかポカポカと暖かくなり、眠りに着いた。

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