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私は官能小説作家の素材

第4章 関係と役目

「あぁ…そりゃな。昔から見てるからな。最近いろいろ環境が変わったからな」



なぜか、心が動揺している。どうしてなのかわからない。けど、いつも以上に緊張度が半端じゃない。


「そんなこと言って…なんもわかってないんだからぁ…」

小さな握り拳をコツンとケイスケの胸板を叩く。


「あ、の……私がどうにかしますから…」


「「は?」」

同時に最悪な回答をされて少しショックになる。が、その前に私何言ってるんだ!?


若干自分の中でパニックしながらも顔に出さないように答える。



「わ、私がこの小説の素材になれば…いいんですよね!」

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